札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」

     以前、旅館大沼や高友旅館に泊まった際、近所をぶらぶら散歩していたら、この手書きの看板(表が漢字、裏がひらがな)を目にし、なんだか家庭的だなあ、と強く惹かれ、2004年(平成16年)12月に宿泊。

    ひらがなが憎めない手書きに惹かれた
     以来、暑中見舞い2回、年賀状1回いただき「これは再訪しなければ」。7月末に電話予約し2度目の投宿。7,525円。いま思えば、私、けっこう義理堅いんですね。

    ただいま日本の夏の風景
     玄関を開けると、ひなびた感じがして、しかも館内全体に静かな空気が流れています。田舎の実家へ帰った気分。

    電車廊下から見る湯治棟の一部

     私が泊まった部屋は玄関の上に位置し、この旅籠棟は昭和27年に東鳴子駅(現・鳴子御殿湯駅)が「先代ら地域住民が100回にも及ぶ国鉄への請願の末」(女将さん)新設されたのを機に、SLが見える部屋を造ろうと増築。
     確かに客室から列車が見え、駅から徒歩1~2分の立地は、まさに駅前旅館。旅籠棟の桜の間、竹の間、松の間、桐の間は、名前の通りの木を部屋の建材の一部に施し、こだわりが伺えます。
     ちなみに、前回は湯治棟に泊まりましたが、建物はかなり古く、6畳にこたつと石油ストーブがあり、それはそれでいかにも湯治!な雰囲気で渋かったです。

     それでいて、昔ながらの湯治宿として機能しており、毎年なじみの客も少なくないよう。素泊まりならば1泊4,000円弱ですし、ちょいとお金を出せば、ごはんと味噌汁は提供してくれます。おかずは散歩がてら食材を買ってきて自分で調理すれば、そんなに面倒臭くなく、自炊湯治が可能かな。近所の食堂で食べたり出前もまた良し。自転車を貸し出してくれるので、長期滞在して鳴子の自然と他宿の日帰り湯を楽しむ手もありですね。

    入るとそんなに熱くない第参浴場の湯
     何より、ここの宿の湯が良い感じ。ここで生まれ育った若旦那さんに聞くと、「私が子どもの頃からのお客さんが『ここは昔と変わらず良いな』と言ってくれるのが嬉しい」。第参浴場はシャワーも設置せず、昔はボディーシャンプーを置いたこともあったが、今は固形せっけんだけ。加水せず、かと言って絞りすぎないよう湯の調節に苦心しているよう。

     何も変わらない、何も飾らないという宿スタンスを意識的に行っているとお見受けし、のんびり過ごした一夜でした。ちなみに、この日、宿泊客は私だけのもよう。平日に泊まると館内を貸し切れて気分上々ですね。

    はじめまして。ネットをうろうろしていたらここにたどり着いてしまいました。

    あちこちの温泉宿に宿泊なさっているようで、羨ましいです。

    初音の第三浴場はいいですよね。竹筒から流れ出る東鳴子のお湯が肌触りといい、臭いと言い素晴らしい。

    お宿の鄙びた雰囲気にもうっとりします。川渡、東鳴子の辺りの風情はまったくもって素晴らしいですね。

    2006.09.10 12:13 URL | ごんぞぷ #mQop/nM. [ 編集 ]

    ごんぞぷさん、初めまして。鳴子は鄙びた宿が多くて好きですね。北海道にはなかなかない感じを求めて、本州にもどんどん足を運びたいのですが、まあ、ふところが・・・
    またご感想いただければ幸いです。よろしくお願いします。

    2006.09.10 15:48 URL | いっち #- [ 編集 ]

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    2006.09.11 20:17  | # [ 編集 ]

    こんにちは。先日、温泉に入りたい病が発症し、当日というのにもかかわらず、一部屋だけ空きがあり、行ってきました。ラッキー♪とっても鄙びた温泉旅館でしたが私もそれが1番いいのです。子供がいるので(今回はたまたま、友達の一家のキャンプに誘われて2泊留守でした。)連泊したり、連れていけないし(壁が薄いので他のお客様に迷惑をかけたくない。)機会があったら、絶対、行きます。だって、もう、初音旅館のとりこです。温泉とレトロ感、そして、女将さんと若旦那さんの人柄にほれてしまいました。リピーターになります。

    2010.05.05 15:48 URL | 自称温泉ジャーナリスト #- [ 編集 ]

    自称温泉ジャーナリストさん、はじめまして。
    初音旅館、泊られましたか! 鄙びた風情が素晴らしいですよね(笑顔)
    私は久しく伺ってないため、盆暮れの葉書が来なくなりました(苦) 機会を作って、また行きたい気持ちになりました。コメントありがとうございます。
    子どもさんがいらっしゃるため、渋い木造宿へ泊るのを遠慮なされている姿勢、美しいと受け止めました。「金払っているから、ちょっとくらい子供が騒いでもいいだろう」のような宿泊客を見かけますから、なおさら美しく思いました。
    初音旅館に出会えた喜びを胸に、人生楽しみましょう!

    2010.05.06 20:21 URL | いっち #- [ 編集 ]












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