札幌から行く 『温泉宿』

    温泉宿 「宿泊」 好きな札幌人。風呂、食事、部屋、もてなし・・・ 「湯宿をめぐる冒険記」 & 「雑多な温泉話」



     これから、つれと泊まる宿は、国道230号沿いバス停「定山渓車庫」で降り、山道を徒歩15分くらい。ただ、寒くて雪深い真っ暗な山道は怖いので(笑) あえて温泉街の、ふるかわ前のバス停「定山渓湯の町」で降り、タクシーを拾うことに。夕方4時。日が暮れました。

     ところが辺りを見渡すとまったくない。朝はいるのに。これは電話で呼ぶしかないと、失礼ながら定山渓物産館さんで番号を教えてもらい電話すると「30分かかる」という。そんなに待てない。「歩くか、時間的に早そうだし」。

     とぼとぼ歩きました。「寒い寒い」「おぬしのせいだ」「いつも人のせいにする」「うるさいうるさい」。湯の滝前で、もめる2人・・・
     と、そこへタクシーが登場。おおっ! と手を上げると運転手はすまなそうな表情で、そのまま過ぎ去っていきました。客が乗車していたんです。

     ますます険悪なまま手湯まで歩き、手を温めるも、ぬるい。「寒くて辛抱たまらん。何分待っても良いから車を呼ぼう」と、客でもないのに章月グランドホテルさんの玄関をくぐりました。
     フロントでタクシー会社の番号を尋ねると、フロントマンが素早くかけてくれました。遠慮したのですが「いえいえ、私共で」と。
     10分強で来るとのことで、ロビーで待たせてもらい、テーブル上のキャンディーまで勧められ、「これは一度泊まらねば」と感謝。一息ついて「いやー、さっきは申し訳ない」「いえいえこちらこそ」。犬も食わぬ出来事は無事終了(笑)
     15分後に到着。運転手さんが降りてドアの開閉までやってくれ、「こりゃワンメーター程度なのに悪いなあ」と、乗車するなり恐縮しきり。運転手さんに事の顛末を話すと、定山渓タクシー事情を解説してくれました。

     まず、定山渓にタクシー会社(営業所)はない。朝は帰り客を狙って、各社がやってくるが、それを過ぎると街中に帰っていく。ただ、つばめタクシーさんだけ、定山渓を終日3台体制でカバーしており、観光客だけではなく、定山渓住民の足に。今時期は札幌国際スキー場への送迎ニーズも。ただ、ちょうど今の時間帯は全部街中に出払っており、一番近くにいた同社運転手さんがすっ飛んできた、という。
     「会社がそういう体制なので、(私は遠くからやってきたが)ぜんぜん問題ありませんよ」。仏様に見えました(笑)

     もちろん、他社でも近場にいれば来てくれるでしょうし、事前に予約していれば何ら問題ないでしょう。本州からの宿泊客は、2次会でススキノにタクシーで繰り出すこともあるみたい。いずれにしても、街中のように今すぐ気軽に乗るのは難しいと実感。

     こうやって振り返ると、最初の定山渓物産館でタクシーを頼み、30分待っていた方が良かった気が(笑)

     山道は、対向車とのすれ違いは無理な感じ。起伏も激しく「帰り、大丈夫かな」とぽつり。宿まではやはりワンメーター(600円)でしたが、1,000円払い「おつりはいいです」。精一杯の誠意なのです。












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